アイスブロ!

同居人が出張で2日3日家をあけました。

私は彼がいないときは必ずお風呂に入ります。今までベルリンで住んできた5つの家の中で、お風呂に入れるのはここともう一つだけでした。他の家は、そもそも風呂の栓がありませんでした。

どうしても温まりたい日は、排水口に布巾を押しつけて水が流れるのを防ぎながら浅くお湯をためました。

それでもさすがに布巾では限界があり、少しずつお湯は漏れていきます。寝そべって最後までお風呂を楽しもうと努力はするのですが、最長でも私のお風呂タイムは5分ほどで終了します。

実際5分で十分なんですけどね、湯船に浸かるのなんて。もともと飽き性だし。

しかしこの家には栓があります。

この家に引っ越して半年の間におそらく8回くらいはお風呂に入りました、いつも同居人がいないときです。

同居人はお湯を使いすぎないように」、とかは言ってこない珍しいタイプのドイツ人ですのでこの際とことん甘えます。

彼は190センチほどあるので、だからか分かりませんが風呂が今まで見た中で一番長いです。そして浅い。

日本に久しぶりに帰ったとき、風呂の深さに驚き、簡単に溺れてしまいそうで少しこわかったのを覚えています。

ま、2日もすればすっかり慣れてお湯もたっぷり、入ったらザッパーンと流れていくのを楽しんでいたんだけどね。

私は彼より40センチほど小さいので(だから彼は最初の方、誰かとテレビ電話をするたびに私を呼んで『ほら、僕の新しい同居人、僕たちこんなに身長差あんだよ!』と興奮気味に電話相手に並んで見せました。そのときの反応しづらそうな相手の表情を見て私もいたたまれなくなる。)

風呂に完全に寝そべることができます。普通は風呂の側面に寄りかかれるものですが、今の風呂では完全に頭の後ろが風呂のそこにつきます。

だからお湯に浸かるときは大抵体操座りをするか、足をだらんと伸ばします。しかし、それでは肩や背中が冷えてきますので、時々上半身を完全に倒します。耳にお湯が入るので頭だけ少し浮かせたりして。

子どもの頃、リンスをした頭をお風呂の中でぐわんぐわん揺らして人魚姫みたいなサラサラの髪を感じるのが好きでした。

でも妹が過度にそれを嫌がるので、やるときは大抵一人でした。(妹とはよく一緒に風呂に入っていた)

浅く張ったお湯はあっというまに冷めます、蛇口から出てしまった瞬間にすでにもう少しぬるくなっているようにも感じるくらいです。

栓があってもなくても結局私の風呂は5分で終わります。

 

今日は特別にさらにアイスも食べようと思います。お風呂で。

子どもの頃は、冷たいアイスは溶けるからあったかいところで食べたらだめだ、と思っていました。

小さい頃って変に頭が硬いところがある。でも何度か、アイスを食べていくうちにわかるんですよね、風呂で食べるくらいでやられるようなタマじゃない、アイスはそんなにやわじゃないって、

小学生の時に、雪が降ったので嬉しくて小さい雪だるまを作って、またお風呂に持っていきました。

そして裸になって雪だるまと一緒にお風呂に入りました、瞬く間に消える雪だるまとぬるくなった水。

風呂のお湯には真っ黒のツブツブが浮きました、その時初めて雪を食べる私を母が止める理由が分かりました。

 

アイスを朝から食べるとお腹の調子が一日中少しよくないくらい、胃腸がザコなのですが
アイスを食べるのが好きです。『好きな食べ物は?』という質問に今まで惰性で『ちゃんこ鍋』と答えていたのですが、これを機に『アイス』に変更しようかな。

お腹が冷えたかなと思ったので、お湯を時々腹にパシャパシャかけながらアイスを食べます。今日も例にもれずお湯は浅いので、仰向けになってもへそは空気に触れています。

アイス自体はあっという間に食べ終わりました、アイスだけは異常な速さで食べることができます。
それは今まで私とアイスを食べてきた友人たちが証言してくれるでしょう。

正直アイスをお風呂に入りながら食べるのは4回目くらいなんですが、毎回やる前ばかりワクワクして、実行している間は全くの無心だったりします。

今日もアイスをなめ始めてから、コーンの先をかじり終わったところまでの記憶がありません。(嘘です)

 

ポンっと栓を抜き、破り捨てたアイスの包装紙ひろって捨てて2019年初アイスブロはこれにてお開き!

 

それでは、また。アイスブロ、試してみてくださいね。

 

 

 

 

 

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