ドイツの美大生にインタビュー part.4 ~メディアアート編~

今回も功平さんのインタビュー続けていきたいと思います。

前回のインタビュー記事はコチラ!

今日は美大生活について、またはドイツと日本の美大の違いなどを聞いていきたいと思います。

それでは始まりますよ〜

Q.仕事経験してから美大生になった強みはありますか。

うちの校舎は施設が充実していないので、作品を作るときに使いたい機材がない時もありますが、働いていた経験をもとに作品を作れるという強みはあります。

自分の作りたいものもある程度できます。

Q.ドイツ語のレベルは?

B2です。

Q.受験前に大学の様子を知ったりする機会はありますか。

聴講生になると大学の様子を知ることができます。

それか、教授にアポイントを取り『授業に一回参加させてくれませんか』と聞いたりしてクラスの雰囲気を知ることもできますよ。(授業に参加=自分の作品をクラスのみんなの前で見せること)

Q.美大ではどんな授業がありますか。

メインの授業(担当教授の授業)、技術授業、座学があります。

メインの授業では、学生のプレゼンやディスカションなどがあり、

技術授業ではプログラミングだったり、映像や写真、デザインの授業があります。

座学では哲学的な授業が多いです。(電子音響の歴史など)ディスカッションもあります、一クラス10人くらいです。

ほとんどの授業が英語で行われるので大変です。(功平さんのとる授業では)

Q.ドイツ語での授業ですか。

入学資格はB2だったのですが、入ってみたら英語の授業ばかりでした笑

最初は(今も)めちゃめちゃ苦労しました。

ただVolkshochschule(市民学校)は大学生だと半額で語学クラスが取れるので、そこに通っています。

Q.外国人学生の割合はどのくらいですか。

外国人学生は3分の2以上になると思います。

Q.大学の雰囲気はどのような感じですか。

留学生が多いので、みんな英語で話しかけてきます。

日本語をバリバリ喋る韓国人がいたり、日本美大に留学したいドイツ人もいたりして面白いです。

クラスの人数も少なく、アットホームな雰囲気ですよ。

Q.ドイツの美大で大変なことはなんですか。

作品を作る環境を整えることです。施設が不十分で、なかなか作品の進行が進まないこともあります。

語学も大変ですが、自分がどれだけ勉強するかだと思います(カックイ〜)

Q.ドイツの美大でよかったことはなんですか。

何を作っても受け入れてもらえることですね。

教授と学生も含めて作品にすごく関心を持ってくれます。

語学がまだパーフェクトではないので、伝えるためにきちんと自分の考えをまとめないといけないのですが、その過程で自分の作品により向かい合うことができます。

Q.多摩美大学院と、UdKの違い

ドイツ人もいるし、交換留学生、正規留学生もいるため、国際色豊かな作品に対する考え、デザイン、技術に触れることができます。(特に技術面がすごい)

メディアアートでは見栄えの技術(加工技術)、プログラミング(動かせる技術)が必要ですが、UdK生徒のプログラミング的な技術は相当高い(学生の中には一回卒業して、仕事もした人たちもいる)と思っています。

プレゼンは一人少なくとも30分ほどすることに驚きました。

卒業審査の時は一人1時間話します。

ただし、見せ方は日本の方がうまいです。

UdKではどういうプレゼンをしても、どういう作品でも受け入れてもらえますし、

中途半端なものでも、可能性ややりたいことを汲み取って言及してくれます。(褒めて伸ばすスタンス)

日本ではクオリティーを主に見られていたと思うので、中途半端な作品は出せなかったです。

正直なところ、多摩美の機材は私の校舎のもの(@UdK)より充実してますね。

水の波紋の影を投影して、センサーでその動きを感知して光らせる作品。多摩美大学院生の時の作品。

メディアアートという私には想像もつかない分野(プログラミングとかちんぷんかんぷんです。)のお話は、私にとっても興味深いものでした。

功平さんとは一緒にプロジェクト(このプロジェクトについてもまた後ほど書いていきたいです。)をしているのですが、側で見ていても『作りたいものものを作る』人だと思います。

この『作りたいものを作ることができる』って相当難しいことだなと常々感じていて、(技術的な面でも環境的な面でも。)これから私はそれができるように色々学んでいくわけですが、こういう先輩が近くにいることはとても恵まれた環境だと思います。

ドイツの美大では、すでに仕事ができるレベルの知識と技術がある学生もいるため、作品作りのアドバイスをもらいやすかったり、『こういう作り方もあるんだ』と参考にできたりします。

学生同士で教え合う環境といった感じでしょうか。

 

ここで功平さんのインタビュー記事は一旦終了です。

ありがとうございました、それではまた!

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