ヤバたんFlixbusたん no.2 〜神回に乗り合わせたの巻〜

今日も引き続きFlixbusのわるぐ…(おっと)について書いていこうと思います。

今回はレベル10の話、そして私がFlixbusに乗る際に気をつけていることを書いて行きたいと思う所存です。

ではでは

レベル10 車掌暴走

これはフランクフルトからベルリン行った時の話なんですが(二週間前)これだけで一本軽くエッセイ書けそうでした。

妹がフランクフルトからベルリンへ引っ越してくるということで二人で思いスーツケース引きつつ、バス乗り場へ。

ちょっとバスを見つけるのに手間取ってしまって、乗車した時はすでにほぼ満席状態。

席探してたら視線感じたのでみると、白金髪のお姉さんがこっちをじっと見てました。私も何度見かしてしまったのですが、特に話しかけてくることもなく。しかし好意的な視線だったので微笑んどきました。

『うわ〜、知らない人と隣同士で6時間バスに揺られんのか〜』とちょっとブルーになっていたら、おじさんが姉妹一緒に座った方がいいでしょと私たちに席を譲ってくれました。ありがとう、おじさん!妹と二人で座れて一安心です。

しかし、おじさんが座る席がない。通路挟んで隣の席はなぜかぶっ壊れていて座席クッションが床に落ちてました。丸見えの金属部分。やべ〜と思っていたら女車掌さんがやって来て、『ほらここ座んなよ』と。そして落ちてた座面を拾ってダンダンと椅子にはめていきます。ガッタガタだったんですが、座れば安定するでしょと言うことでおじさんを無理やり座らせました。

なんか急ブレーキの時とか座面と一緒に前に飛び出していきそうやな…(笑ってはいけない)

ちょっとごめんなさいと思ったので、『vielen Dank』と言ったら『いいんだよ』みたいに微笑まれました。いい人や…(とその時は思ったんやけどね

 

そしてやっと出発。前回Flixbusは遅れる、と文句言いましたが今回は100%私たちのせいでした。

運転手が最初に色々挨拶するのですが、なんだか後半からひたすら『トイレを流せ』と言う話でした。なんかあったんかな〜?ってくらい5分くらいずっとトイレの話してました。臭いからトイレは絶対流せって、何度も。

その話の後に、白金髪の女性が車掌さんに冗談ぽく『ねぇ、さっきの話聞いてたけど、私たちはトイレ使っちゃいけないの??』と聞いたら(ドイツ人の癖。マジな話をなんか面白くしようとしちゃう悪い癖。)なぜかそれが車掌さんのスイッチを押してしまったらしくて

トイレは使っていいわよ!!!さっきも運転手が言ってたでしょ?!?聞いてなかったの!?貴方のうちにもトイレあるでしょ??もちろん毎回流すよね?流さない人なんていないでしょ!!』とガチギレ。

顔真っ赤にしながら怒鳴るし、白金髪女性も『う、うぇい…』くらいしか言えなくなるし、乗客も😨シーンとしてしまいました。やっぱトイレでなんかあったんやろうな。もう余計な質問はできない空気です。

そこでいきなり別の乗客が『コンセントはどこですか…』と車掌さんに話しかけました。ヒエッと思いましたが、そこは冷静にコンセントの位置を教える車掌さん。地雷はトイレのようだ。

そしたら先ほど私たちに席を譲ってくれたおじさんが引くほど大声で電話し始めました。イタリア人やったんやな…

しかし結構な音量で話すので、また車掌さん登場です。おじさんの携帯を取り上げ、電話相手に『今バスの中なの!あんたたちめっちゃうるさいから!いい?他のお客さんもいるのよ?ok?はい、じゃあね!!』とかなりの大声で語りかけました。おじさんもオロオロして電話を切ります。相手きっとイタリア人でしたが通じたのだろうか。バリバリドイツ語だったけど。

こっから6時間か〜…キッツイなぁと思ったのでイヤホンして音楽の世界に現実逃避しました。

なんかおじさんこっちチラチラ見てくるな〜と思ったら、私たちの後ろの席の子供がうるさいようで舌打ちしながら睨んでました。

殺伐とした空気。バラードを聞いて心を静めます。視線は車窓にのみ向ける。

休憩が10分設けられることになりました。10分てかなり短い、大抵は30分はあるのですが。外のトイレに皆行くので、間に合うかちょっと微妙な長さです。実際女性一人が乗り遅れそうになりました。もうバスちょっと走り出したところに、走ってくる女性。車掌さん笑ってました、さすがっす。

休憩後にまた運転手が語り始めます。『俺たちは少ない給料で働いてるから、あまり休憩という無駄な時間をもちたくない。10分で十分だ。またバスの数も十分じゃないから、早く次に受け渡さないといけない。とにかく休憩は短いほうがいいんだ』みたいな話でした(ブラック臭がすごい)。

おじいちゃんがトイレを流し忘れたみたいで、また車掌さんの出番です。『だから!!さっきも言ったでしょ?!?!こうやって床のボタン押して流すのよ!!!こうやって!!!』と床に足をドンドンと打ちつけます。なんかさっきからテンションのリミッター外れてんじゃないのかな?って感じです。おじいちゃんも『う、ウェい…』ってなっちゃてます。

そして運転手がまたマイクを手に取り『さっきトイレでタバコを吸ってるやつがいた、次吸ってるやつを見つけたら誰であろうと降りてもらう!誰でもだ!!』と宣言。そんな人いたんや〜、この空気の中よくそんなことできるな〜と思ってたら

トイレから出てきたイタリア人おじさんがなんだかさっきから周りのおばさんに糾弾されてます。

タバコ吸ってたらしいです、はい。

なんで吸うかなぁ〜

おばさんたちも『こいつ降ろしてやる』って本気で思ってるらしくて、車掌さんにチクリに行きました。でも本当に降ろすの絶対めんどくさくないですか。運転手さんも降ろすつもりはなくて、多分脅しで言ってただけだと思います。

でもこのバスならありえそうだな…

心を癒してくれるのは美しい夕焼け

 

結論、おじさんは降ろされませんでした。やっぱ降ろしたらそれなりに問題になりますしね。

ちなみにこのおじさんはこれでもかってくらい席を倒してて、後ろの白金髪女性が本当にかわいそうでした。今日はきっと彼女のブルーデイだったんだと思います。おじさんは席の後ろにまで手を伸ばして組んでて、それを白金髪女性が読んでる本でチクチクさしてる状況でした。

そしてまたほのかに香ってくるトイレの臭い….またお前か,,,,しかし鼻炎の妹はまったく臭いを感じなかったそうです。

そうこうしているうちにベルリンへ。ZOBが見えてきた瞬間に皆立ち上がって降りる時準備を始めました。(本当は座っていなきゃいけないんだけど)一刻も早く皆この空間から逃れたかったのです。

不幸中の幸いは、妹と隣同士になれたことでした。おじさん色々迷惑だったけど、席譲ってくれたので最後まで嫌いになれませんでした。

なんだかお互いがお互いを見張っているような東ベルリン時代を感じさせる(すみません、めちゃテキトーです)空気でした。

つっかれた…!!!

これが私の体験したレベル10です。Flixbusも事故って死傷者とか出しているので、実際レベル8くらいだと思います。命あっての物種。

こんな感じですかね〜。きっと車掌さんも汚いトイレの掃除ばかりさせられて心が病んでいたのだと思います。きっと。そうでないといくらドイツ人でもあそこまで他人に怒鳴れません。

ちなみに今回の登場人物、『白金髪姉さん』『イタリアおじさん』『トイレで怒られたおじいちゃん』『おばさん』は全て私たちの前、隣、右前に座っていた方達でした。最悪の席どりでしたね。トイレも近かったし。

そんなこんなで3000文字。

同居人はFlixbusは安いしいいけど、荷物盗まれることがあるから(乗客に)気をつけないと、と言ってました。

Flixbus乗り方のコツもまた次回に回します。(書いてて疲れた)

皆さんのなかでもFlixbusでこんなヤバたん体験したよ〜って方いたら聞いてみたいです!

それでは〜

 

 

 

 

 

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