ベルリンといえばクラブ。金曜日にもなれば終電もなくなり、黒い服着た人たちがベルリン中のクラブに向かいます。
全く自分の世界ではないと思い、一回も行ったことなかったのですがいろんな人から『え?クラブ行ったことにないの?』と言われきて『じゃあもう行ってやるよ!!!』と、tresor行って来ました。
tresor行った理由はドア審査がないと聞いたから。ベルリンのクラブは、クラブの空気や秩序を守るためにも入場者を入り口で審査しています。世界最高峰のクラブであるベルクハインは審査が厳しいのでも有名です。
しかしtresorのグーグル評価見てたら結構入れなかった!って憤ってる人多かったんですよね。ビビり再発。
大家に『tresor行く〜』というと『あそこは入る人を選別するでしょ??多様性を求めるクラブだと言いながら外国人は入れなかったりするから嫌いだ!!』と。(個人の意見です)
踊りたいならここだよ、と紹介してくれたのがClärchens Ballhaus。
クレアちゃんのボールハウスというなんとも可愛いお名前。なんか平和そう。入場料も6ユーロと良心的。
本当に正直なこと言うと(おじさんが勧めるところとかちょっと古そう…ドイツ人高齢者がカントリーとかに合わせて踊ってんのかな…)って思って気乗りしなかったのですが、ドイツ人の同い年の友達はここ激推しだったので考えを改めました。
でも私が行きたいのはなんかもっと暗い感じのテクノなってるバキバキのクラブなんや!とtresorに行くことに決めました。
パスポートとお金を持ってほぼ手ぶらみたいな見た目で参戦。黒い服が基本と聞いていたのですが、ズボンだけ黒でした。
tresor近づくにつれて黒い人が増えてくる、増えてくる…
『やば!本当に黒い服なんだ!こりゃ駄目か…??』と友達とお互いの黒くない上半身を嘆きつつ向かいます。
tresorに着いたら列に並ぶのですがこれが長い!長すぎて本当にこれはtresorに入れる列なのか?と不安になるくらい。
まあ待ち時間が長いのは知っていたので気長に並んでいました。外にいてもドゥン…ドゥン…と地響き(音)が聞こえて来ます。
手にバンドを巻いた(=入場できた)人たちを見る限り、普通の人たちも多かったので大丈夫だな〜と言う気持ちに。
二時間待っていよいよドアの前に。強面のおじさんに何人で来た?ときかれ、二人だよと言うと、ちょっと待たされた後にすっと通されました。
『『え!入れたじゃん!!』』と喜ぶ私たち二人。パスポートの出番もありませんでした。
しかししかし、いざ入場料を払おうとした時「25ユーロ」の文字が。
tresorは15ユーロと聞いていたので20ユーロくらいしか持ってきてなかったんですね、私。その日はパーティーがあるのでいつもより高くなっていたそうです。ひぃ….
近くにATMあるから行ってくれば?と受付のお姉さんに言われて『また二時間並ぶのか…』と帰りたくなりもしましたが、もうすでに2時。ドキドキで、目も覚めてしまっていたのでもう一回並ぶことに….
本当ごめん!友達!!
ごめんごめんと言いつつ、やっぱtresorにはそんな簡単には入れないか..(クラブ初心者のためtresorを神格化しております)とか言いながらATMへ。
また並んで待つこと二時間。今回は遅いこともあってかなぜか断られる人多数。
一回はokもらえたらきっと大丈夫だよね??と不安になりつつ順番を待ちます。
前の前の4人組は入れませんでした、前の二人は何か細かくドアマンに質問されています。
友達と『今日のDJはヘレナだよね!!』と最終確認(審査で今日のDJ聞かれることもあるらしい)
そしてまた最初の時のおじさんに『何人?』ときかれ『2人だよ』と答えるとちょっと待ったのちやっぱり入れました!
なんもなかった
チケットのお姉さんは覚えててくれて『come back~~』って言われました。テヘヘ
手首にバンドが巻かれいざ出陣!!
基本暗い、煙い、周りの目力すごい
地下と二階に広めの踊れる場所がありました。
地下は煙と音と光の空間。煙がこれでもか!とたかれる中人々が踊り狂っています。
ちょっと地下は退散して、二階へ。適当な場所をとってみんなの見よう見まねで体を揺らします。
いつもはchaiとかミツメとか聞いてる私が、歌詞もないテクノにノれるのか?とかねてから疑問だったのですが、ノれました!(結論)
動き変じゃないかな〜?とか気にしながら踊っていたのですが、だんだんそれも忘れて音に体を預けていきました。
今までで一番頭空っぽでした。
もっと音をくれ〜〜〜ってなりながらひたすら踊る。意外と周り見たら微動だにしてない人もいました。(それ見て我に帰っちゃう)
ふらっとしながらも生真面目に3時間くらい踊り続けました。(真面目に踊るってなんやろう..)
最前列は上半身裸の男の人たちが踊り狂ってました。
お互い干渉することなくそれぞれ好きに踊っていたので、余計なこと考えなくて良かったです。
なんだろう、クラブの雰囲気を言語化するのって難しい。行けばわかる!意外と楽しい!
ちょっと休憩して飲んでいたらフランス人が話しかけてきました。突如始まる大音量英会話。(テクノにかき消される)
珍しくノーマルにいい人でした。一緒に移動したのですがはぐれて結局そのままでした。
ドリンクもカウンターで頼み、コインが渡されます。そのコインとグラスを返せば1ユーロがデポジット代として返ってきます。

飲んでしまったらchillってしまい、踊りに復帰する気持ちも収まり。
一瞬地下に行って、大音量のテクノをただ座ってぼーっと。
帰るか〜と外に出るともう朝の8時!あたりは明るく平和で拍子抜けしました。

夜にただただ踊って、小鳥のなく朝に散歩するってめっちゃ健康的だな
大声で喋ったため少し枯れ気味の声で静かに喋るのも心地よかった。
ビビりがベルリンのクラブに行ったらどんな感じになるかをレポートしてみました。
まとめ:カップル邪魔
それでは、また!