皆さんはチョコパイ派ですか、エンゼルパイ派ですか。
私は断然エンゼルパイです。マシュマロってのがポイントだと思います、むしろチョコパイはそんなに好きでもない。
しかしあんまりエンゼルパイは売られていない、一時帰国した時もなかなか見つけられなかったです。置いてたとしてもミニサイズ。私はあの大きいパイが食べたいのです。なぜか最優先して置かれているのはロッテのチョコパイの方。
私にとってはきのこの山たけのこの里論争より何倍も重大なのが『エンゼルパイか、チョコパイか』。
お土産のエンゼルパイを食べつくしてしまった今、どうにかベルリンでも調達できないか考えているところです。
今まで、大福、どら焼き、抹茶ガトーショコラなど作れるものは作ってきましたが、エンゼルパイの手作りは難しそう。
諦めるしかないのか…と思っていた頃にスーパーでこれを見つけました。
なんかエンゼルパイっぽいお菓子。なぜエンゼルパイかというと、中の白いのがマシュマロだからです。
3パーセントくらい、いや14パーセントくらいの望みをかけて購入します、69セント。袋の上からでもわかる固い感触。
コレジャナイ感はひしひしと伝わってくるのですが、エンゼルパイ禁断症状が出始めている私は気づかないふりをします。
スーパーを出て一口。
『違うな』
やはり。
ベルリンの冬は今年も厳しそうです。もう吐息が白くなってきました。毎朝銀杏くさい道を歩いて大学に通っています。
中高でも玄関までの道に銀杏が植えられていたので、毎年秋は悪臭に悩まされていました。黄色い紅葉は綺麗なのですが。
ちなみに私は中学生まで、茶碗蒸しに入っている銀杏を栗だと勘違いしていました。美味しい、美味しいと食べていました。
しかしある朝、隣を歩いていた友達が『はぁ、銀杏くさいな〜、茶碗蒸しに入ればおいしいのにな』とふと言ったのです。
その言葉であの黄色い物体は、ローファーの裏にひっついては悪臭を放つこの銀杏であることを知った私は、その日から
茶碗蒸しのそれが食べられなくなりました。あんなに大好きだった栗(銀杏)も、気持ち一つで全く違う味がするものです。
話は戻ってエセエンゼルパイ。エセと決めつけているのはこちらの方ですが。
やはり固すぎるスポンジ生地、というかもうクッキー生地。そこに存在感の限りなく薄いマシュマロ。固いスポンジ生地を噛み切ろうと力を入れた歯に、あっという間にこのひ弱なマショマロはころされてしまいます。およよおよよ。
やはり手作りするしかないのか、こういう欲望めいたレシピはクックパッドの方が充実していたりするものです、見てみましょう。
(30秒後)
ありました、いいレシピを見つけたので今度作ってみようと思います。
お気付きでしたか、途中からちょっと古典文学風(イメージ)に文章を書いておりました、およよおよよはご愛嬌。
それではみなさまご機嫌よう。