ロックダウン中に何をしているのか私は

めっちゃくちゃ久しぶりにこちらに文章を書いていく。
noteの方が書きやすいな〜としばらく浮気したのち、結局こちらに戻ってきそうである。なんせサーバーやドメイン料も払っているから、あんまりこっちを更新しないのには罪悪感も感じたりして…..。

幸い、今学期はインターン学期(丸々インターンに費やせゼメスター)だったので、オンラインクラスでヒイヒイ💦みたいなことにはなっていない。前学期の人生初オンライン授業では四苦八苦、自分にはほとほとこれが向いていないことが分かった。工房も使えない中、不完全燃焼に終わった気がしないでもないがあのパンデミックの中、単位を残せたのはグッジョブと自分を褒めたい。Done is better than perfect.

ちょっとここら辺で文体を変えたいと思う。限界が近づいてきた。

インターンできたのは結局二ヶ月間くらいだった、そのあいだ私の同居人のコロナ疑惑が持ち上がり、(結果陰性ではあったのだが)なんとなくインターン先の上司が「ベルリンのコロナが落ち着くまではインターン無しにしよっかぁ」の気持ちになり今に至る。

インターンもない今、私が何をやっているかというと、陶芸である。

インターン先でもセラミックス製品制作のお手伝いをしていたので、そこで得た知識や今まで大学でやってきた経験から、なんとな〜くヌルッとした感じで始めた。
前々からずっと陶芸がやりたかったわけでもなかったとは思うんだけど(ガラスの方が興味あった)大学の工房も閉まっている今、家である程度『強度』のあるものが作れるという点では陶芸がピカイチだなと思ったのだった。(多分)

家でステンドグラスを作っている友人もいたが、ハンダゴテなどを揃えるより20キロの粘土を買ってくる方が私には気楽だった、ということだ。

最初に(なんか黒い粘土に、白い釉薬かけた花瓶?作りたいなぁ)と思って、(半透明の白い釉薬の下に黒地が透けてたら綺麗だなぁ)と思った。

ので、まず黒い粘土を近所の画材屋さんで買ってきた。今考えると(私は黒い粘土から始めたんだなぁ)と思う、白とかじゃないんだ。

粘土は10キロ単位でしか売ってなくて、ヌルッと陶芸始めた新参者にはかなり重荷だった(精神的にも)。まあそれしか置いてないようなので買う。粘土は思ったよりも安かった(とても始めやすい)

手に重いものを持つってのが人生で三番目くらいに嫌いなので、粘土を家に持ち帰るのは私にとってかなりの苦行だった。もうここら辺ですでにやめたくなる。

家に帰って、まずは粘土をこねる台を見つけようと思った。インターン先ではまっさらの木の板を使っていたが、そんなに都合のいいものが見つかることもなく。(表面がコーティングされた木の板には粘土が貼っついて作業にならない)しかしダンボールはたくさんあった。茶色いので使ってみる。

ぜんぜんくっつかない!!!! 当時の私にはそれだけで十分だった。

粘土を薄く伸ばしたくなってきた…キッチンの棚から伸ばし棒を持ってきて、伸ばす。中途半端な端っこはナイフで切り落とす。水に濡れたスポンジが欲しくなって、洗面台から一つもってくる。陶芸感出てきたぞ〜

大学で陶芸もしていたので、必要な道具もなんとなくわかっていた。4(3)種の神器みたいな金属製のヘラもさっき画材屋で手に入れてきた。それらを駆使しながら三時間が経過する頃、私はうっすらとした絶望を感じていた。

”もしかして私陶芸そんなに好きじゃないかも…”

長時間冷たい粘土をこね続け、私の手のひらはすでに筋肉痛のようなムチムチした痛みを感じていた。じっと手を見ては、傍のまだ全く手のつけられていない黒粘土をチラ見しそして天井を見上げる。冬の大三角形を何度か描きながらもなんとかここまで作った。

一番最初に作ったものたち
タイルの貼られた花瓶をイメージしたが手榴弾に見えなくもない。

一旦ここで終了した。ちらと頭を掠めた嫌な予感は見なかったことにして、まずは10キロの黒い塊を消費しようと心に込めたmimiであった。(ここら辺ですでに初手で黒い粘土を買ったことを後悔し始める。)

*次回* 地元の窯探しの巻

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