今回はWG探しについて書いていきたいと思います。
WGとは:Wohngemeinschaftの略。ルームシェアのこと。
私はGastfamilieからWGに引っ越しました。
WGとはシェアハウスのようなもので、Untermieter(又借り人)同士で住む場合やVermieter(家主)と住む場合などがあります。VermieterがHauptmieter(家の所有者)から部屋を借りている場合がほとんどです。
UnteremieterがVermieterに家賃を渡し、彼がHauptmieterに自分のものも含めて家賃を払うというシステムを私のWG では取っています。
実際Untermieter同士で住んだ方が気楽です。でもお互い責任感がないために緩みがちになることを防ぐため、掃除当番やトイレットペーパーを買う順番を決めたりしているWGがほとんどです。
Vermieterがいる場合はちょっと気を遣う場面が多いかなと思います。
例えば節水のことをうるさく言われたり、友達を気軽に泊められなかったり。でもVermieterとの相性や、性格もあると思うので一概には言えません。
WGは同居人との相性が大切なので、いい相手が見つかるまで何度か引っ越すこともあります。
私はすでに3回ほどWGに住んでいますが、どれもVermieter同居型です。
WGを探すときはだいたいWggesuchtという掲示板を使います。
ここでは大家さんが住む人を募集しています。
今回はWGGESUCHTの使い方を紹介していきたいと思います。パソコンで見ることをお勧めします。
まずWG-Gesuchtで検索!
まずこんな画面が出てくると思います。初めてだったらRegistrierenをクリックして、氏名やメールアドレスを記入して登録します。(登録しなくてもサイトは使える)
まず上の検索部分を細かく見ていくと
一番最初に住む地域(ここだったらBerlin)を記入
そして住居の種類を選択(大体WG-Zimmerを選択するかな、1-Zimmer-Wohnungは選択肢が少ない&高い)
住む期間を選択(ずっと住んでたかったらunbefristet、夏休みだけとかだったらbefristet、宿泊も可能)
最低こんくらいは部屋の広さ欲しいな〜という希望を打ち込む
家賃は最高こんくらい払えるな〜っていうのを打ち込む
住む地域を打ち込む欄のしてにweitere Filterの文字が。
そこをクリックすると….
もっと詳しくフィルターがかけられます。
喫煙可能か、ダメかとか。
大家が同居人の条件として性別や年齢を指定してくることもあるので、自分の年齢や性別を書く欄があるのだと思います。
Tauschangebotというのは今自分が住んでいる部屋または家を、他の人と交換するというものだそうです。おもしろ〜
自分が出た後に住む人を探すこともできるし、新しい家もゲットできるまさに一石二鳥だ!
Anzeigen mit Bildっていうのは、写真付きの部屋紹介っていうものです。
大家がめんどくさがってかわからないですが、時々部屋の写真なしで投稿している時があって、実際に見学しにいくまでは部屋の様子が具体的にイメージしにくいということがあります。
それが嫌な人はAnzeigen mit Bildにチェックしましょう。
WGは大体、家具受け継ぎ型なのでベットや机、棚などはすでにあることが多いです。足りないものは自分で補充していかなければなりませんが。
では実際に検索していきましょう〜!
ここではWG-Zimmer、unbefrist(ずっと住みたいやん)、最低限の広さとして15㎡、最高で払える家賃400€にいたしました。
ではFILTER ANWENDENをクリック!
このいつも上位にある投稿はAirbnbとかめちゃ短期の募集だったりするので基本無視します。
色々出てきました。ぱっと見、『今誰が住んでいるか』『家賃』『広さ』『いつから引っ越せるか』などがわかります。
家主がonlineだった時間があんまりにも前(例えば三日前とか)だったら諦めた方がいいかもです。
また、ここに載っている家賃は光熱費抜きの値段だったりするのでチェックが必要です。
それでは詳しく見ていきましょう!
気になる部屋をクリックすれば詳しい情報が得られます。
上からいくと、ここに住んでいるのは30歳から35歳の男性でこの人と同居することになりそうですね。
このGESUCHT WIRDっていうのが大家が求める又借り人の条件です。性別は重視されるかもしれませんが、私は年齢は無視して応募しています。
ここでは20歳から35歳の女性が募集されてます。(ドイツでは他人同士の男性女性でWGすることは結構普通のこと、でも注意は必要だけどね)
このkeine zwek-WGというのは、『コミュニケーションもある程度とりたいyo』というWGのことです。
コミュニケーションの程度はそれぞれと思いますが、まあ時々おしゃべりするとかご飯食べるとかです。和気藹々としたシェアハウスを望んでいますよ、ということです。
あんまりこのことを気にせずにバンバン申し込んでいたのですが
意外とドイツ人はおしゃべりを重要視するのだなと、今keine zwek WGに住んで実感しています。
一緒に住む人だから信用しあっておきたい、という少しの警戒心が根底にある気もします。
Zwek-WGというのは、『住むだけの家』という意味です。同居人同士、お互い干渉せずに行こうや〜というものです。(私はこっちの方が気楽でいいですな〜)
teilmöbliertというのは大体家具は揃ってるよ、ということです。
もっと下へ進むと
大家が文章で色々詳しく書いています。意外とここの文体とかで人柄を感じたりするので読んで損は無いと思います。
ここの文章がドイツ語の場合は、できるだけ申し込みのメールはドイツ語で書いた方がいいかもです。
一番下まで行くと、合計家賃が載ってます。Mieteはkaltmieteとwarmmieteがあります。kaltmieteとは光熱費抜きの値段で、warmmiete は光熱費込みの値段です。
※書き間違いました!Nebenkostenは付帯経費(共済費用)で光熱費ではありません!
ここにはありませんがKaution(敷金)の値段も大抵書いてあります。
ここまでチェックして右上中央にあるオレンジ色の NACHRICHT SENDENをクリックして、大家さんにメール送ってみましょう〜。
私は大体ドイツ語で
『名前』
『いつからベルリンにいて、今何をしているか』
『何歳で、何人で、性別』
『喫煙しない』
『英語とドイツ語ok』
みたいなことを書いてます。ポイントは自分が何者かをはっきりさせ、いかに自分が安全なヤツかをアピールするようにしています。
大家の性格とかを、投稿から察してちょっとラフに書くとかキッチリ丁寧に書くとか余裕があったらしてみても。(実際部屋を探すときは余裕とか全く無いですが)
相手からしたらできるだけ無害そうで、家賃もちゃんと払う人と住みたいわけです。
外国人は祖国に帰る可能性もあるし、収入も安定してるのか?みたいな疑問を持つ大家もいるわけで、何件も応募してメールの返事が来ることもそんなにありません。
メールの文面が完成したら、ひたすらコピペしてメールを送りまくります。
私の場合は8通くらい書いて1から2通返事がきたくらいでした。
人によっては30通書いて一回も返事がこないこともあったようです。
返信があったら『まじか!!来た!!!』って感じでした。
返信の中身というのはおそらくこんな感じ
『Hi! 明日、部屋の見学来れる?』
こっちが時間かけて書いた文章にこれだけの返信。いきなり圧倒的格差を実感させられます。
そして、こういう場合はまじで大事な用事がない場合『明日』に見学に行った方がいいです。
一つの部屋に10人以上見学があることはざらなので、『明日行けないや』となると『じゃあ他の人に見学してもらうか、バイバーイ』となるわけです。
部屋探しの時は、常に自分の時間が (未来の) 大家に拘束されています。
部屋探しってほんとストレスなんだよな〜〜
最初は『ここに住んで〜家賃はこんくらいで〜』と余裕ブッこいてるのですが、全くメールの返信は来ず、引越し時期はどんどん迫って来るとなると『もうどこでもいい!!!とにかく返信をくれ〜〜〜』とコピぺ&メールの嵐です。
引越し先探しで廃れていく人をすでに何人も見届けて来ました。(私含め)
この異国の地、帰る場所があって夜には寝られる場所があるってこんなに幸せなんだな mimio
(語尾に『だな』って入れときゃ、みつを風になると思ってます)
※追記 それをいうなら『だもの』じゃないか?
ここまで脅しましたが、家が見つからなくてベルリンを出て行かなきゃならなくなった!みたいな人はいなかったので(1人いた)きっとみんな見つけているのだと思います。
きっと大丈夫なようになってるんでしょうな、
それでは今回は部屋の探し方を解説しましたが、次回は部屋の見学&契約について書いていこうと思います。
それでは