前回の続きで、ガラス作りについてまた書いていきます。
型が途中で壊れてしまって、職人さんがうわ〜となったところでできたのがこの形⤵︎⤵︎
たくさん用意された型。アクセサリーは自分のうちから持ってきたらしい。
他の学生は、Modulorで買ったという薄い金属板をペンチで小さくちぎっている。(真鍮や、黄銅、アルミホイルなど)
それの上でコロコロガラス玉を転がし、表面に貼り付けていく。ここら辺で気づき始めるけれど、職人さんの皮膚は多分尋常じゃないくらい分厚い。凡人が真似したら火傷する。さっきも、ガスバーナーで炙った金属板を普通に触って温度確認してたもん。
ずっと思ってたんだけど、溶けたガラス怖い。なめたらあかん、と本能的に感じる。べっこう飴みたいだなっとか一瞬でも思わなかったな、強いていうならマグマ?
ガラスを型に注いだ後、水の中にドボンするんだけど、その一瞬で水がグラグラに沸くんだよ。地獄のバスジャグジー….
一晩ガラスを寝かせたら、次の日には切断と研磨
最初はワイングラスを切断したり研磨したりして練習した。もうこれでコップとして使えない?手前の薄緑のものとか、飲み物入れて出されたら、元ワイングラスだとは気づかないかも。
切断面をベルトサンダーで滑らかに削る。切断するときも、研磨するときもとにかく水を流しながらするのでびしょ濡れになる。このベルトサンダーより木工用とか金属用の方がパワーあるなと思った。やらずに見てると、「スルってガラスが滑ったりしないのかな..」とか不安になるけれど、やってみたら意外とやわらかい使い心地で安心した。
そして均一に研磨するの難しい。ブレブレになったりする。みずに濡れたガラスは透明で綺麗に見えるけど、乾燥したら削ったところが白くなったりして見栄えが悪くなる。
自分で作ると、今まで注目もしてこなかった箇所に目がいくようになる。
最後は目が細かくて柔らかいヤスリで仕上げ磨きをする。
切断する場所で印象がガラッと変わる。
私はこのふわっと膨らんだ部分も面白いと思ったので残した。でも、あたりには吹いたままの形のガラスばかりだったので、切られていない私のグラスはなんだかまだ出来上がっていない中途半端なものに見えた。
何度か(切ろうかな…)って迷ったけど。
器ができたら、丁寧に梱包する。
ベルリンにはバスで帰った。一緒に帰った友達はお菓子を時々くれた。誰も食べなかったチョコバーもこっそり持ってきてたし(シナモン味でそれはWeinachtsgeschmackというらしい)。
komischな味だよ、って言いながらくれたいちごとヨーグルトのチョコレートは私が好きなやつだった。ピーナッツもくれたし。私はハリボあげた。
ガラスと食べ物のことだけだった、先週末でした。