先週末はクラスのみんなでベルリンから離れた村にいき、ガラス作りをしていました。
ここで確認事項
⦿私たち学生自身でガラスを吹くことはない。職人さんが吹く。
⦿私たちができたことは、村に行く前に型を各自準備すること。(型の材料として、スチール、ケラミックや針金などが使われた。)
ガラス工房には、みんな乗り合いの車で行く。片道3時間くらい。
工房には宿舎が併設されているので、私たちはそこで二泊から三泊の泊まりがけでガラス作りをした。
私が用意したのは、ケラミックの型。粘土で作って一度焼成したかなりお手軽なもの。
この型に黒の液体(名前忘れた…)を塗る。燃え上がるのを防ぐためだった、確か。私の型は結構いりくんだ構造になってるので、水で少し薄めて塗った。
<準備>
まず釜(1400度くらい)でガラスの球を作る。冷やして、熱しての繰り返し。
こうやってコロコロ転がして均一に膨らませていく。これ素人がやったら、ガラスが床に溶け落ちます。(ボトんって落ちて燃えてた。いっときしたら消えるけど)
<吹く、型取り>
床においた型に、ガラスの球をのせて吹く。型取りができたら一旦引き上げて形を崩さないように冷やす。
基本の流れはこんな感じ。それでは今からみんながどんな型を作って、最後にできたものを紹介していきます。
一番多かった型がこの形。スチールの棒で囲まれた中にガラスを吹き込む。うまくめり込んでいい形ができたら引き抜いて冷やす。
これは紙でできた型。レーザーカッターで切ったそう(一度ではなく、何回かに分けて切って、重ねてこの厚さに)燃え尽きてしまうのでは?と思ったが。
うまくいった!何度かやって行くと型も変形して出来上がるグラスの形も変わる。上の膨らんだ部分を切り取って断面をやすればコップになる。
他の学生は、釉薬が塗られた紙を用意してきた。この上でガラスの球を転がせば、うまく釉薬を表面に焼き付けることができるのでは、と。色も出すには、かなりの高温にガラスを熱する必要がある。ちなみにこの釉薬は陶磁器用。
今度は別の方法で挑戦する。型に釉薬を塗った紙を敷いてそこに熱したガラスを流し入れる。
今度は針金で作られたボウルのなかに吹き込む。
奥の部屋では友達が、油が混ざった砂で型を作っている最中だった。ケーキ型に砂を詰めては錘のついた棒で押し込めていく。
庭で取ってきたものをかたどる。
私もさっきのケラミック型で作ってみた。前回のはネガティブ型で、この砂と油で作ったのがポジティブ型。(うまい言い方がわからない)
注がれたガラスに金属ブレスレットで型をつける。しかし一瞬で熱が伝わりめっちゃくちゃ熱そう。
ちょっとここで休憩。自分の番が終わっても、みんなのガラス作りみてるの楽しいのでなかなかお昼ご飯食べるタイミングが掴めなかった。一旦宿舎に戻ると、キッチンに少しだけ誰かが作ってくれてたコメがあったので友達と分け合って食べる。(鳥の餌みたい)
足りないのでチーズ入りオムレツも作った。焦ってるので汚い。
スーパーが車でしか行けない距離にあるので、運転できる人が食材を買いに行ってみんなで調理するというスタイルでこの週末は乗り切ったんだけど、
絶対おまい料理したことないやろ!って人が買ってくるので、あと一泊しかないのに卵30個あったりとかトマト缶が3缶残ってたりした。(宿泊人数7人に対し)オムレツをたくさん食べた。トマト缶はソースにしてジャスミンライスにかけて食べた。誰も「日本食作って」みたいな無茶振りしてこなくて助かった。
夜は畑を散歩したり、カードゲームしたり。誰かが買ってきたアーモンドミルクは本当にまずかった。クッキーの箱はあっという間にからになるのに、窓辺で冷やされている一本のチョコバーには誰も手を出さない。
そしてみんな決して寝ようとしない。疲れているはずなのに。爆発する猫のカードを引かないようにするカードゲームと、みんなで数字の書かれたカードを順番に出していく、というゲームをした。(あまり説明する気がない)
カードゲームにすごいガチで取り組む子がいて、失敗したらめっちゃキレるので怖かった。でもやめることもなくゲームは1時まで続いた。
ワインをたくさん飲んだ友達はいつもよりドイツ語がうまかった、ってのは次の日の朝に気づいた。酔いの醒めた彼女と話していたらわかったよ。
宿泊のからむ遠出って、最初はホントにだるいんだけど行ってみたら楽しいんだよね。なんかみんないつもより優しい気がするし。
また明日も書いていきます、多分今日みたいに写真盛り沢山になってしまうと思う。
それでは〜